1962-05-04 第40回国会 参議院 本会議 第20号
御承知のとおり、公団は、昭和三十年十月、国際復興開発銀行からの融資と余剰農産物見返り円資金を借入して、高性能の輸入、国産の機械を買い入れ、農地造成事業とジャージー種乳牛の導入事業を実施する目的で作られた団体であります。発足当時の北海道、青森県の開発事業及び乳牛導入事業は、それぞれ三十五年、三十六年度をもって一応終わったのであります。
御承知のとおり、公団は、昭和三十年十月、国際復興開発銀行からの融資と余剰農産物見返り円資金を借入して、高性能の輸入、国産の機械を買い入れ、農地造成事業とジャージー種乳牛の導入事業を実施する目的で作られた団体であります。発足当時の北海道、青森県の開発事業及び乳牛導入事業は、それぞれ三十五年、三十六年度をもって一応終わったのであります。
しかしながらその間におきましても、特定土地改良工事の特別会計などは、余剰農産物見返り円資金にかわって相当な効果があげられると思います。もちろんこの内容等については、石田委員も指摘されましたように、いろいろなお掘り下げて検討を要する点はあろうと思いますけれども、方向としては非常にすばらしい構想であるように考えるのでございます。
中央卸売市場の施設の整備拡充については、来年度は余剰農産物見返り円資金の融通を計画し、その実現に努力している。市場制度については、関係者の協力を得て今後も引き続き研究し、将来別途に広い視野から根本対策が考えられなければならないが、今回は各方面の要望に最大公約数的に従って一部改正を立案した。
私どもといたしましても、当面のこの三年間の資金は余剰農産物見返り円資金をもってまかなうことといたして三十億を計上いたし、一応その計画を立てておるわけでございます。しかし果しておっしゃる通り、今後長い年月にわたってこの余剰農産物の見返り円資金が使えるかどうかという点は疑問でございます。
食糧増産の面でございますが、財政支出、財政投融資、余剰農産物、見返り円資金を含む財政投融資、世界銀行の総合的活用によって生産効果の著しい面に重点を置きつつ、土地改良、耕種改善事業等を推進するとございますが、土地改良の問題につきましては、予算といたしましては三十年度二百四十五億、三十一年度三百四十七億、約一億六千万ほどふえております。
すなわち、土地改良事業につきましては、従来通り重点施策として実施する方針でありまして、特に国内の予算、資金のみならず、余剰農産物見返り円資金、世界銀行借款、その他の有利な外国資金を広範に動員いたしますとともに、予算及び資金の投資効果を高めるよう重点的効率的な事業施行を期したいと考えております。
その理由としては、公団方式で施行する場合は、不安定な余剰農産物見返り円資金が唯一の原資であるため、長期に及ぶ本事業の完成に疑義を持ち、借り入れができなくなったときに、工事が中断されるおそれがあり、また資金の償還が円滑に行われがたいことであり、これに反し特別会計を設け実施する場合は、見返り円資金が得られなくなったときにおいても公共事業費で、もちろん国有林野事業特別会計からの繰り入れによる資金も含むのであるが
これに対して、あるいは河野農林大臣は、余剰農産物見返り円資金をもって不足分をカバーすると言われるかもしれません。また、国営土地改良事業に対しては特別会計方式を採用すると言われるかもわかりません。しかしながら、見返り円という、ひもつきの不確定財源を当てにすることには、もちろん不安があるのであります。
次に資金関係については、地元としては、愛知用水の例にならって世界銀行の借款、余剰農産物見返り円資金及び国費をもってまかなわれることを希望しております。 次にその経済効果について申し上げます。
しかして本事業の資金といたしましては、国家資金のほか、国際復興開発銀行からの融資及び米国余剰農産物見返り円資金をもってこれに充てることとし、所要資金総額は、公団事務費を含めて、昭和三十年度から三十五年度まで六カ年間に三百二十一億二千八百万円でありまして、そのうち三十六億円は国際復興開発銀行融資に期待し、その融資は、輸入を必要とする建設機械及び開墾機械の資金とし、残り二百八十五億二千八百万円の円資金は
アメリカ余剰農産物見返り円資金の農業開発向け三十億円の配分についての委員の質疑に対し、政府側から、愛知用水二十四億五千万円、篠津四億五千万円、上北及び根釧おのおの五千万円を予定しているとの説明があった後、「これらの四地区の農業開発には五百六十億円という莫大な事業費を必要とするのであるが、このため他の既定計画に悪影響を及ぼし、食糧生産に支障を来たすことはないか。」
本事業は、かかるきわめて大規模な事業でありますので、事業を合理的に行うためには、短時日の間に急速に工事を行う必要があり、このためこの事業の資金といたしましては、国家資金のほか、特に国際復興開発銀行からの融資及び余剰農産物見返り円資金をもってこれに充てることにいたしまして、従来の土地改良事業の施行の方式とは異なった新たな構想をもちまして、愛知用水公団を設立してこれに事業を効率的に行わせることといたした
これらの事業資金は、さきに述べましたように、世界銀行からの融資及び余剰農産物見返り円資金を借り受けることといたしますとともに、関係県及び農家などより負担金を徴収いたしまして、また同時に政府からの交付金を受けまして公社が償還をすることといたしておるのでございます。
しかし一方財政投融資計画中において余剰農産物見返り円資金より農業開発用資金三十億円が予定せられておりますので、これを加えますと前年度に比し二十二億一千七百万円の増加といえるわけであります。なお、右のほか本年度におきましては世界銀行から農業開発のための資金も別途考慮しております。
一萬田蔵相は、年度予算の編成構想のうちで、財政投融資資金は前年度並みの二千八百億円と余剰農産物見返り円資金二百億円とを合算した三千億程度と述べてお歩ますが、従来の経験から見れば、余剰農産物と見返り円資金の使用は、アメリカ側の指示によって初めて融資される、いわゆるMSAひもつき資金であります。これをわが国政府側の自主的資金計画のうちに繰り入れて考えることはできません。
すなわち、政府としては来年度におきましては、道路を重点的に整備し、住宅の建設を大規模に実施し、及び余剰農産物見返り円資金等により土木事業を実施する等、公共事業及び財政融資事業を拡大したい考えであります。